東洋ゴム工業㈱は、ダイバーテック事業セグメントにおいて、自動車部品事業のさらなる成長・拡大を目的として、2012年11月より、タイで自動車用防振ゴムの販売を開始すると発表した。
同社自動車部品事業の中核商品である自動車用防振ゴムは、需要家である自動車メーカーに対して製品の最適供給を図るため、国内3拠点のほか、北米をはじめ海外4ヵ国に生産拠点を配し、自動車メーカーのニーズに対応してきた。
近年、アジアでの自動車市場の拡大に伴い、自動車メーカーはアジアでの生産台数を増大させている。特に、タイは今後も生産台数の大きな伸びが見込まれるため、同国における供給体制を整え、TOYO RUBBER CHEMICAL PRODUCTS(THAILAND) LIMITEDで、自動車用防振ゴムの販売を開始する。
同社は、ダイバーテック事業の戦略の一つとして、自動車部品事業の拡大を中期経営計画(中計’11)で掲げている。同社の持つ経営資源を柔軟かつ有効に活用する方策により、成長市場に対する戦略的な事業拡大を図り、同事業セグメントにおけるさらなる収益性の向上を目指していく考え。
【TCT概要】
▽会社名:TOYO RUBBER CHEMICAL PRODUCTS (THAILAND) LIMITED ※東洋ゴムグループ100%出資
▽所在地 :タイ王国アユタヤ県ワンノイ市
▽設立年月:2011年12月
▽代表者 :藤田泰徳
▽事業内容:OA機器部品の製造・販売、自動車用防振ゴムの販売(2012年11月より)