耐圧ホースメーカー、㈱トヨックスはこのほど、タイの主力販売店15社を本社工場に招待し、工場見学をはじめ新商品の販売および販売促進などの販売戦略の方針統一を図る販売店会を開催した。
同社では、６年前にタイ・バンコクに現地法人と共同出資でタイの総代理店となる「トヨックストレーディングタイランド」を設立し、予想を上回る順調な販売実績を上げてきた。その背景には、現地販売会社の設立による工場の現場ユーザーへの困りごと改善という独自の市場開拓の販促ができるようになったこと、加えてタイ国内での豊富な商品品揃えと在庫デリバリーの体制を格段に高め、成長するアジアとタイ市場での新たなサービス体制が一段と向上したことが大きな要因である。
同社では、今後もタイ市場が成長すると判断しており、販促強化の一環として６月19日にタイの主力販売店15社を招待し、市場別の戦略会議を実施した。
工場見学をはじめ、高機能商品に関する他社品との性能比較など、テクニカル・ラボで各自が体感するなどして、さらに理解を深めた。また、今後の販売計画や新商品の販促活動などについても活発な情報交換を実施することで、主力販売店とのさらなる強力な信頼関係を構築できたとしている。
昨年の東日本大震災とタイの水害による教訓から、いかなる時でも安定納品できるように同社では積極的にＢＣＰ対策に取り組んできたことも工場見学時に確認し、主力販売店との更なる結束を深めた。
現在、同社が展開している工場の設備ホースと継手の「ホース配管安心セット」が、ユーザー現場での困りごとを解消することで、多くのメリットをユーザーに提供できることを改めて確認し、今後もタイ市場に進出している日系企業をはじめ、現地ローカル企業にも強力に拡販していくことを確認した。
今回のタイ販売店会の成功をもとにトヨックスでは、今後も定期的に各国で販売店会を開催し、特に中国をはじめとする成長著しいアジア各国で、積極的に流通網を強化し、海外進出している日系企業からの現場ユーザーでの困りごとの要望に即対応できる強固な販売ネットワークの構築を高めていく、としている。
一方、同社では販売量の増加に伴い、早い時期にアセアンでの耐圧ホースの生産も具体化し、アジアでの一層のグローバル戦略を展開していく考え。
タイ販売店会
