住友スリーエム(三村浩一社長)は7月4日から、3MグラスバブルズiM16Kのサンプル出荷を開始する。 3Mグラスバブルズはさまざまな樹脂に添加することで軽量化、断熱化、加工性改善、収縮防止などの機能を複合的に付与できるガラス微小中空球状の高機能添加剤。発売以来30年以上の歴史をもち、ここ10年では高強度タイプの製品化に伴い射出成型用途でも採用が広がっている。
新製品は、ガラスの膜厚と粒径をコントロールすることで、低比重でありながら、耐圧強度113MPa(メガパスカル)を備えることで射出成型に用いることもできる。真密度は0・46g/cm3なので、従来品と比較して少ない添加量で高い軽量化を実現し、樹脂特性への影響も抑制できる。
各種樹脂の軽量化用途を中心に、特に無機フィラー入りのPP、ナイロンなどへの用途を提案していく方針。
4リットル入りで価格は3150円。オンラインストアで取り扱っている。
2012年06月29日