コンチネンタル 無給油走行の欧州新記録達成

2012年07月12日

ゴムタイムス社

 コンチネンタルタイヤは11日、「ContiEcoContact5」をディーゼル車に装着したノルウェー人ドライバー2名が、燃料タンク1杯分で2536.4キロメートルを走破したと発表した。ヨーロッパでの、改良をしていないディーゼル乗用車による走行途中の燃料補給を行わない無給油走行では最長距離となる。

 ドライバーは5月12日にヘルシンキをスタートし、5月14日にスケッズモコルセットの南に到着するまで、46時間ドライビングを行った。タンクの容量は70.93リットルで、平均燃費は約35.76km/リットル。

 使用したディーゼル車は1.6リットルディーゼルエンジンのフォード「Mondeo ECOnetic」で、装着したタイヤは、コンチネンタルの低燃費性に優れた新商品「ContiEcoContact 5」の205/60R16。空気圧は2.8Barに設定していた。

 ドライバーの1人Knut Wilthil氏は、「私達には、転がり抵抗の非常に低いタイヤと燃費性に優れた車がありました。このContiEcoContact 5は、自動車の安全性を犠牲にすることなく、省燃費に重要な貢献をしました」とコメントしている。また、今回の記録達成には自動車とタイヤの組み合わせが非常に重要だったとしている。

 コンチネンタルタイヤ、スカンジナビアのFrank Larsen技術部長は「ContiEcoContact 5は、特に低転がり抵抗性能を重視して開発されたタイヤです。転がり抵抗が低ければそれは低燃費に繋がり、CO2排出も少なくなります。今回の素晴らしい成果は、コンチネンタルが低燃費タイヤの開発において、この数年でどのレベルにまで達したかを示すものとなるでしょう。ノルウェーの消費者は、環境とお財布の両方に優しいタイヤにますます関心を寄せています。ContiEcoContact 5は、意識の高い消費者にとって最良の選択です」と述べている。

ドライバーの1人Knut Wilthil氏

ドライバーの1人Knut Wilthil氏

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