信金中央金庫はこのほど、中小企業景気動向調査をまとめた。本年4―6月期実績および7―9月期見通しを調査したもの。その結果は、4―6月期の業況判断DIはマイナス21・6、前期比5ポイントのマイナス幅縮小となり、2四半期ぶりの改善となった。
収益面では、前年同期比売上額および収益の判断DIが、それぞれマイナス9・0、マイナス13・4と、ともに8ポイント程度の改善となった。業種別の業況判断DIは、サービス業をはじめ全6業種で改善した。一方、地域別では全11地域中、9地域で改善がみられたが、東海地域と四国地域は小幅ながら悪化した。
一方、本年7―9月期の予想業況判断DIはマイナス20・9と、今期実績比0・7ポイントの小幅改善見通しとなっている。業種別では全6業種中、卸売業、製造業、建設業の3業種で、また地域別には全11地域中、北海道、北陸、中国、首都圏の4地域でそれぞれ改善見通しとなっている。
2012年07月16日