耐圧ホースメーカー、㈱トヨックスは、タイに続いてインドネシアの主力販売店15社を本社工場に招待し、工場見学をはじめ、新商品の販売およびユーザー開拓の販売促進などの販売戦略の方針統一を図る販売店会を開催した。
同社は、30数年前からインドネシアでの市場開拓を展開しており、インドネシアの独特な商環境の中、長い時間をかけて独自の販売ネットワークを構築してきた。このような背景から同社では販売店との強固な信頼関係を構築しており、現状では工場のユーザー現場までに困りごと改善という独自販促を開始している。
今回の販売店会では、工場見学をはじめ、高機能商品に関する他社品との性能比較など、テクニカル・ラボで各自が体感するなどして高品質の理解を深めてもらった。今回の体感を通じ、欧州経済問題によるインドネシア国内の工業用品が急速に落ち込んでいる現状の打開策として、即効性のあるユーザー開拓で乗り切れるとの確信を各社が持った。
トヨックスでは、今後の販売支援強化として、国内で実施してユーザー評価の高いホースドクターカーでの現場改善活動を今秋からインドネシアでも強力に展開していくことを決定した。ホースドクターカーによる活動は、同社が9年前から開始し、7500以上の工場を訪問して積み上げた独自ノウハウを以って、インドネシア主力販売店への販売支援として実施する。
同社が展開している工場設備ホースと専用継手による「ホース配管安心セット」のビジネスモデルで、現場での困りごとを改善する活動をインドネシアでもホースドクターカーを活用し、ユーザー現場への情報発信を強化することで、これまで以上の強固な販売ネットワークを構築、アセアン地域での更なるシェアアップを目指す。