ブリヂストンは20日、同社栃木工場(塚越哲人工場長)で、19日に子どもたちと一緒に工場内にあるビオトープで育ったホタルの観賞会を実施したと発表した。
同工場では、同社と緑豊かな那須塩原の自然環境、そして地域社会とが真に調和していくことを目指しグリーンハーモニープラント活動に取り組んでいる。ビオトープはこの取り組みの1つとして2009年7月に開園し、従業員や地域の住人と共にホタル観賞会を行うなど、自然とのふれあいの場として整備している。
今年は近隣保育所の子どもたちによる地域で育てたホタル幼虫の放流会を実施し、後日その成長を実際に観賞する機会を設けることで、地域の自然環境へさらに関心を持ってもらうきっかけ作りに努めた。
同社栃木工場は、2011年3月に操業40周年を迎えた。今後も地域の住人とのコミュニケーションを大切にした環境保全に取り組んでいく方針。
ビオトープとは、野生動植物が生息する空間を意味し、生態系としての森林や川、沼などの総称。また、空き地や校庭などに造成された生物の生息・生育環境空間を指して言う場合もある。