椿本チエイン(長勇代表取締役社長)は20日、メイフラン・ホールディングス(米オハイオ州)グループから同グループ傘下の全事業を取得すると発表した。
事業取得によりマテハン事業のグローバル競争力を強化する。7月20日(米国東部時間)に株式譲渡契約締結、8月31日に株式移転を予定。規制当局への申請等の事情によっては、株式移転期日が変更される可能性がある。
同社は、昭和48年(1973年)にメイフラン・ホールディングスグループとの共同出資により合弁会社「椿本メイフラン株式会社」を設立し、以来約40年間、日本国内における同グループのチップコンベヤ事業に関して協力関係を築き、事業の強化を図っていた。
今回の件は、メイフラン・ホールディングスグループの基幹企業であるMayfranInternational,Inc.、ConergicsInternational,LLCおよびMFRealEstatePartners,LLCの3社を買収することにより、実質的に同グループの全事業を取得するもの。
これにより、同グループが現在欧米を中心に展開中のチップコンベヤ事業、スクラップコンベヤ事業などの強化を図るとともに、中国をはじめとする成長市場の開拓を本格化していく。さらに、同社関連事業とのシナジー効果発揮を含め、グローバル競争力強化につなげていく方針。
同件が同社の今期(平成25年3月期)連結業績に与える影響については、詳細が確定次第、証券取引所における適時開示規則に基づき適切に公表する方針。