横浜ゴムは24日、スポーツ系アルミホイール「ADVANRacingRSII(アドバン・レーシング・アールエスツー)」を7月27日から順次発売すると発表した。カー用品販売子会社のYFCを通じて販売する。
発売サイズは17×7.0Jから19×11.0Jの全21サイズで、19インチは7月27日、18インチは8月28日、17インチは9月25日にそれぞれ発売予定。
同製品は、2005年の発売以来「ADVANRacing」シリーズの代表的モデルとして幅広いユーザーに人気の「ADVANRacingRS」をさらに進化させた鋳造1ピース10本スポークホイール。フルフェイス10本スポークデザインを踏襲しながら、スポークに同シリーズ初となるサイドカットを施行。さらに、スポークをホイールセンター部へ向けて凹形状にするコンケイブ・スポークを採用することで、一段と立体的でメカニカルな雰囲気を持つホイールに仕上げた。スペック面では高品質鋳造+フローフォーミングによるリム成形で鍛造ホイールに迫る剛性と軽さを獲得。また、各インチでコンケイブ形状が異なるスタンダードデザインとGTRデザインをサイズにより設定した。
カラーは、従来はBMW車のみに設定していたレーシング・ハイパー・シルバー(一部サイズ設定なし)に加え、それをベースにブラックイメージに近づけたレーシング・ハイパー・ブラックと従来のマットブラックに比べ5分艶まで艶感を高めたセミ・グロス・ブラックの3色を用意した。
同シリーズは競技色を強く打ち出しており、多様な車種とユーザーニーズに応える11モデルをラインアップしている。FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)では同シリーズを供給したパートナーチームがプライベータークラス優勝。今シーズンは同製品の発売に先行して、2008年より同シリーズを供給しているプロチーム・レーシング(PROTEAMRACINGS.R.L.)のBMWに同製品のWTCCバージョンを供給している。