ブリヂストン 高校生対象にタイヤ体験学習

2012年07月27日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは7月26日、全国からの応募より選考された高校生11名を対象に、23日から25日の3日間、サイエンスキャンプを開催したと発表した。

 サイエンスキャンプとは、独立行政法人科学技術振興機構が主催する、高校生のための科学技術体験合宿プログラム。2012年の参加者は計989名となり、大学や公的研究機関、民間企業等の63会場で行われる。今回は同社栃木工場とブリヂストンプルービンググラウンドで、「低燃費タイヤの技術を学ぶ」ことをテーマに講義や実験を行った。

 次代を担う高校生に、体験学習を通じて科学技術の重要性や楽しさに親しんでもらうことで、創造性や知的探究心、理数の才能等を育てるというサイエンスキャンプの趣旨に賛同し、開催を決定。同社での開催は2010年に続き、今年で2回目。プログラムでは、低燃費タイヤ「ECOPIA」に搭載されたゴム材料技術を事例に、タイヤ転がり抵抗の低減と濡れた路面でのブレーキ性能の両立を考える、ゴム材料の室内実験と実車試験などを行った。

 高校生にプログラムを通して、タイヤが世の中の安全と環境にどのように貢献しているかに加え、科学の面白さを感じてもらうのが狙い。同社は今後も青少年への科学技術教育などに関わることで、若年層のタイヤへの関心を高めるとともに、将来を担う優秀な技術者の育成に貢献していく方針。

 今回の主なプログラムは、栃木工場でのタイヤ生産工程見学、ゴムとタイヤの基礎講座、ゴム材料の室内実験、ブリヂストンプルービンググラウンドでの実車試験、研究発表会など。

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