横浜ゴムはグループのCSR活動をまとめた「CSRレポート2012(全32ページ)」を7月末に発行した。また、同レポートの詳細版をホームページに掲載。英語版についても冊子、ウェブ版ともに8月末に発行、掲載する予定。
「CSRレポート2012」は、大きく「特集」と「横浜ゴムが取り組む7つの重点課題」の2つから構成されている。特集は3つのテーマから成っており、第1のテーマ「東日本大震災―私たちができること」では、同社が今年4月に岩手県大槌町で主催した「いのちを守る森の防潮堤」のモデル植樹会を始めとする様々な震災復興支援の取り組みを紹介している。第2テーマの「海外グループ会社における『重点課題』への取り組み」では、乗用車用タイヤ生産販売会社ヨコハマタイヤ・フィリピンが推進する安全な職場環境づくりなどの取り組み、また第3テーマの「生産拠点周辺の水環境を守る」では国内生産拠点が実施している事業所周辺の環境調査活動を取り上げている。
「横浜ゴムが取り組む7つの重点課題」とは、SR(社会的責任)の国際規格である「ISO26000」に基づき、同社が独自で定めたCSRの課題。現在、横浜ゴムグループでは「環境経営の推進」「安全健康な職場環境」「製品・サービスの安全と品質」「人権・労働慣行」「取引先との信頼関係」「ステークホルダーコミュニケーション」「コーポレートガバナンスとコンプライアンス」の7つの課題に沿って活動を続けている。また、同レポートでは、2011年度目標に対し実施した具体的な取り組みとその成果について紹介している。
一方、ウェブ版はGRIガイドラインを参考に網羅性を重視した構成。冊子版に掲載されていない環境保全の詳細データや工場・関連会社のCSRレポートなどを紹介している。