日東化工の3月期第1四半期決算(非連結)は、売上高23億4500万円、前年同期比0・9%減の小幅な減収にとどまったが、営業利益は700万円、同56・8%減、経常利益700万円、同56・8%減、経常利益400万円、同66・5%減の大幅減益となった。四半期純利益は300万円で51・6%減。
〈ゴム事業〉
シート・マット製品は若干の減収となったもののゴムコンパウンド製品は新規取引先獲得などにより販売量が増加、また成形品は、クッションタイヤが堅調に推移したことなどにより、同事業全体の売上高は14億9600万円、同20・1%増となった。
〈樹脂事業〉
高機能樹脂コンパウンド製品は、昨年度後半からの新規製造受託であるオレフィスタなどによる増収があったものの、塩ビコンパウンドの製造受託がなくなったことや震災の影響により、自動車向けの販売量が減少したことにより、減収となった。同事業全体の売上高は8億1100万円、同25・9%減となった。
中間期の業績予想については、売上高当初の計画通りに推移している中、固定費削減などの効果により、営業利益、経常利益、四半期純利益は若干、計画を上回る見通しとなり、上方修正した。中間期は売上高48億円、営業利益2000万円、経常利益1200万円、中間純利益800万円。