豊田合成 自動車回復で黒字転換

2012年08月01日

ゴムタイムス社

 豊田合成の2013年3月期第1四半期連結決算は売上高が、主に東日本大震災やタイ洪水以降のグローバルでの自動車生産の回復により、前年同期比61・0%増の1511億円の増収となった。利益については、製品構成の変動等の影響はあったが、増販効果や合理化努力により、営業利益は118億円、経常利益は112億円、純利益は65億円の黒字転換となった。

〈自動車部品事業〉
 東日本大震災およびタイ国洪水以降の自動車生産の回復や、エコカー補助金およびエコカー減税政策による需要喚起により主要顧客の生産台数が増加したため、売上高は1356億円で 61・1%増となり、利益についても販売増加により、106億円と大幅な増益となった。

〈オプトエレクトロニクス事業〉
 LEDチップ・ランプおよびその他LED関連製品のオプトエレクトロニクス事業は、タブレット型情報端末向けLED製品の販売の増加により、売上高は125億円、同53・3%増となった。利益については増販効果により、11億円と大幅な増益となった。

〈その他事業〉
 空気清浄機および携帯電話筐体等のその他事業は、主に携帯電話筐体の販売増加により、売上高は29億円、同94・1%増となり、利益は0億円と増益となった。

 なお、通期の連結業績予想については、売上高5600億円、営業利益300億円、経常利益315億円、当期純利益190億円を見込んでいる。

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