フコク 営業利益が53%の大幅増

2012年08月01日

ゴムタイムス社

 フコクの3月期第1四半期連結決算は、前年同期が震災の影響を被ったこともあり、売上高149億7900万円、前年同期比17・2%増の増収となり、営業利益は11億3800万円、同53・0 %増、経常利益10億9000万円、同44・9%増の増益となった。四半期純利益は6億7300万円で同51・9%増となった。

 海外では欧州債務問題に起因する景気の停滞、新興国の成長鈍化が影を落としたが、内需は震災からの復興に向けた動きが本格化したほか、エコカー購入支援策を受けて自動車販売が好調となるなど堅調に推移。 同社グループの主要顧客先である自動車産業においてもそれらの情勢を反映して、国内生産の回復が追い風となっているが、長期化する円高や国内空洞化懸念などの影響から、引き続き海外生産の強化および現調化も進行しつつある。このような状況下において同社グループの業績は順調に推移し、増収増益となった。

 なお、通期の連結業績予想については、売上高580億円、営業利益35億円、経常利益35億円、当期純利益21億円の見込み。

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