日東化工 ゴム事業は3%減に

2012年08月01日

ゴムタイムス社

 日東化工の3月期第1 四半期決算(非連結) は、売上高23億5700万円、前年同期比0・5%増とやや増収。

 同第1四半期累計期間における国内経済は、東日本大震災の復興関連需要等により、緩やかに持ち直す傾向は見られたものの、欧州債務危機による金融市場の動揺や、電力安定供給への不安、デフレの長期化や厳しい雇用環境の継続等、経済環境は先行き不透明であり、予断を許さない状況が続いている。
 このような経済情勢の中で、ゴム・樹脂業界においても、自動車産業を中心に不透明な状況にあるが、同社は積極的な営業活動により、販売量の維持・拡大を推進した結果、対前年同期比若干の増収、増益となった。
 営業利益は700万円、同0・8%減、経常利益400万円、同0・9%増となった。四半期純利益は300万円で8・4%増。

 〈ゴム事業〉
 成形品については、若干の増収となったものの、シート・マットが若干の減収。また、ゴムコンパウンド製品については、販売量は増加しているものの、受託品による支給原料価格が下がった影響もあり、売上高としては減収となっている。同事業全体の売上高は14億5100万円、同3・0%減となった。
 〈樹脂事業〉
 高機能樹脂コンパウンド製品は、昨年度からの需要回復もあり、増収となった。同事業全体の売上高は8億5600万円、同5・5%増となっている。
 なお、通期の業績予想については、売上高99億円、営業利益6000万円、経常利益4000万円、当期純利益3000万円を見込んでいる。

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