NOKの3月期第1四半期連結決算は、売上高1149億9500万円、前年同期比4・4%減、営業利益56億800万円、同47・0%減、経常利益72億1300万円、同26・6%減の減収減益となった。四半期純利益は36億2200万円で同34・4%減。
シール事業は東日本大震災の影響で自動車各社の国内生産の大幅な落ち込みのため、自動車関連メーカーへの国内向け販売が低調に推移。
しかし、新興国などにおける自動車の生産は堅調に推移したため販売が増加。また、建設機械の生産台数も震災対応に対する国内需要や新興国を中心としたインフラ整備により増加し、建機メーカーへの販売も増加した。
以上の結果、同事業の売上高は599億2100万円、同3・7%増、営業利益55億7100万円、同12・7%減となった。
電子機器部品事業はスマートフォンやタブレット型パソコン向けの需要が好調だったが、HDD、光ピックなどのパソコン関連機器やデジタルミュージックプレイヤーなどの需要減の影響を受けた。
以上の結果、同事業の売上高は441億300万円、同5・8%減、営業利益4400万円、同98・9%減となった。
ロール事業は震災の影響により複写機メーカーなどの生産減と在庫調整などにより販売が減少した。以上の結果、同事業の売上高75億9300万円、同5・0%減、減収などにより、営業損失3億300万円となった。
潤滑剤、その他の事業は、売上高33億7800万円、同2・7%増、営業利益2億6100万円、同39・8%増となった。