豊田合成の3月期第1四半期連結決算は、売上高938億8900万円、前年同期比31・6%減の減収となり、収益面は営業損失45億7800万円、経常損失48億100万円、四半期純損失35億7000万円の赤字決算となった。
利益は、原価低減などの合理化に努めたが、減販の影響を吸収できず損失計上となった。販売面で、東日本大震災による主要顧客の自動車生産台数が大幅減となったことも響いた。
自動車部品事業の売上高は841億9200万円、営業損失46億1400万円、オプトエレクトロニクス事業は売上高81億6600万円、営業利益は1億円、その他の事業の売上高は15億3000万円、営業6300万円となり、いずれも減収減益。
なお、第1四半期連結会計期間より、中勢ゴムを持分法適用会社に含めた。これより持分法適用会社数は前連結会計年度末より1社増加して7社となった。また、連結子会社で従来は決算日が12月31日であった豊田合成ヨーロッパ㈱、豊田合成南アフリカ㈱、豊田合成オーストラリア㈱およびTGキルロスカオートモーティブ㈱は、財務諸表を利用し、連結決算日との間に生じた重要な取引について必要な調整を行っていたが、当第1四半期連結会計期間より決算日を3月31日に変更した。
中間期の連結業績見通しは、売上高2100億円、営業損失35億円、経常損失45億円、中間純損失35億円。
通期の業績見通しは、売上高5000億円、営業利益200億円、経常利益190億円、当期純利益110億円を見込んでいる。