㈱ブリヂストンは中国の無錫市および天津市にある乗用車用ラジアルタイヤ工場の生産能力を増強すると8月8日発表した。
今回の増強は中国市場での環境タイヤをはじめとした中長期的なタイヤ需要増加に対応するため。江蘇省無錫市にある普利司通(無錫)輪胎有限公司(無錫工場)の増産開始は2012年5月を予定。設備投資総額は5億6300万元(約83億円)で、生産能力は日産4100本の増強となり、増強後の生産能力は日産約1万6300本に達する。
一方、天津市にある普利司通(天津)輪胎有限公司(天津工場)の増産開始は2012年7月を予定。設備投資総額は10億5400万元(約155億円)で、生産能力は日産8800本の増強となり、増強後の生産能力は日産約2万5300本に達する見込み。
今回の増強はECOPIAブランドをはじめとした環境タイヤの生産能力を増強するとともに、ウィンタータイヤの中国での現地生産化を進めることが狙い。
同社グループは中長期的に成長が見込まれる中国市場への供給能力を強化するとともに、市場のニーズに対して、より迅速に高品質な製品を提供する体制を構築していく。
〈無錫工場〉
▽代表者名=反岡通利
▽敷地面積=約29万㎡
▽生産品目=乗用車用ラジアルタイヤ
▽生産開始=2004年7月
▽従業員数=1078名(2011年6月末現在)
〈天津工場〉
▽代表者名=木下弘毅
▽敷地面積=約25万㎡
▽生産品目=乗用車用ラジアルタイヤ
▽生産開始=1997年4月(2000年1月買収)
▽従業員数=1,391名(2011年6月末現在)
2011年08月08日