東海カーボンは6日、中国・蘇州市に摩擦材製品の製造・販売会社として東海碳素(蘇州)有限公司を設立したと発表した。
摩擦材は自動車、オートバイ、建設機械などのブレーキやクラッチ、また鉄道車両ブレーキにも使用される部品で、同社は多品種に渡る摩擦材を取り扱う総合摩擦材メーカーとして国内外で広く評価されている。今回、同社は摩擦材事業で初の海外展開として、中国に供給の拠点を築き、建設機械や農業機械関連の顧客の中国生産・現地調達化に対応するため事業の拡大を図る。
新会社の社名は東海碳素(蘇州)有限公司(TokaiCarbon(Suzhou)Co.,Ltd.)。所在地は江蘇省蘇州市蘇州工業園区奇業路59号。設立は6月8日。資本金は2300万元(約3億円)で、出資比率は東海カーボンが100%。代表者は東海カーボン取締役専務執行役員の中井清就董事長。事業内容は摩擦材製品の製造・販売。2013年2月に稼働開始予定。