ブリヂストンの2012年12月期中間連結決算は売上高1兆4889億円、前期比2%増、営業利益1337億円、同42・9%増、経常利益1289億円、前期比40・4%増の増収増益となった。純利益は752億、同39・1%増。営業利益、経常利益とも上期として過去最高となった。
営業利益は減益要因である為替円高で140億円、販管費の増加で80億円、戦略商品の不振で30億円に対し、増益要因である天然ゴムをはじめとする原材料、素材価格の下落で170億円、減価償却費で30億円、販売数量増、売値改善、MIXなど451億円が寄与し、合計では対前年で401億円の増益となった。
2012年12月期の連結業績予想については、売上高は欧州の不振などによりタイヤ販売量が下回ったため、従来予想の3兆2400億円から3兆1300億円、前年同期比3・5%増に下方修正したものの、営業利益は2690億円から2870億円、同50%増に、純利益は1680億円から1720億円、同67%増にそれぞれ上方修正した。原材料価格の下落(約610億円)やタイヤ価格の値上げ(約610億円)が浸透したことが増因となり、過去最高となる見込み。
2012年08月08日