東洋ゴム 新研究開発拠点を13年秋に開設へ  新技術創出、基盤技術を強化

2012年08月10日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業㈱(中倉健二社長)は同社研究開発センター(大阪府茨木市)を移転し、2013年11月をめどとして、新たな研究開発拠点を開設すると10日発表した。

 同社は研究開発センターでコア事業であるタイヤの素材を中心に多岐にわたる先端の各種基礎研究を行っている。今回の移転・新拠点開設は、今後、未来志向にたった新素材・新技術の創出、基盤技術の強化を図るとともに、新規事業の創出を見据え、さらに充実した研究・実験環境の整備に着手するもの。また、その一環として、タイヤ技術センター(兵庫県伊丹市)にあるタイヤ生産技術部門の一部も同拠点に移転、集約する。
 新研究開発拠点では、最新の基礎研究を追求する機能と高度な生産技術を研究する機能を集積し、事業を支える研究開発基盤の強化に取り組んでいく。
 同社では本社(大阪市)、タイヤ技術センター、新研究開発拠点で「関西を地盤にした緊密な連携」を実現することにより、新商品創出力のさらなる向上とスピードアップを図る事業経営体制を一層強固にしていく方針。
 なお、移転先は、ベーリンガーインゲルハイムジャパングループが所有していた旧本社・研究開発施設(兵庫県川西市)であり、これを本年5月に同社が取得した。
 2013年11月に移転完了予定。
 所在地=兵庫県川西市矢問3丁目10ー1
 敷地面積約33、000㎡、施設総床面積約22、000㎡

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