労働力の過不足状況の推移は「過剰である」企業が全体の24・2%、一方「不足している」企業は44%に達し、2010年以降は不足傾向にある。これは、先に開かれた日本ゴム工業会の理事会で、労務委員会から報告された内容だ。
信金中央金庫が調査した東日本大震災以降の人手過不足状況は、2割の企業が不足と回答し、過剰の5・9%を大きく上回った。職域別では「現場作業」「営業・販売」で不足の回答割合が高い。中でも「営業・販売」の不足感が後退している。一方、適正との回答割合は10ポイント超上昇した。地域別では、東北における不足の回答割合が3割超音と最も高い。とりわけ「現場作業」が21・4%と突出している。
関東では過剰の回答割合が10・7%と相対的に高い。業種別では、建設業の不足の回答割合が最も高く、卸売業や不動産業は「営業・販売」の不足感が相対的に大きい。
2012年08月27日