日本インシュレーション　丸柱用耐火被覆材に大口径サイズを追加

　日本インシュレーションは24日、丸柱用耐火被覆材のラインナップに外径φ１３５０ｍｍの大口径サイズを新たに追加したと発表した。大空間の直径の大きな柱を、仕上がり美しく、簡便施工で耐火被覆できるのが特長。

　同社は、業界でも唯一、丸柱用として丸型に成形したけい酸カルシウム耐火被覆材を製造する建材メーカー。今回追加された大口径サイズの丸柱用耐火被覆材は、４月にオープンした「渋谷ヒカリエ」の東急シアターオーブ・メインホワイエの大空間を支える丸柱に採用された。
　同社の丸形耐火被覆材は、高い真円精度プレス時からすでに半円形などの丸形断面になるように成形し、さらに回転式研削機にて真円精度を極めるという徹底した作りこみで製造されている。また、平板を曲げて利用する場合、材料の復元カや収縮などによりジョイントクラックが発生しやすしい状況となるが、同製品は丸形成形のため、、ジョイントクラックは発生しにくくなっている。同製品は小口径鋼管から大口儲階まで幅広く対応できるサイズのバリエーションを取りそろえており、意匠材として利用する場合、裁断・切り欠きなどの加工性も高く、様々なデザインが可能。

丸柱向け大口径耐火被覆施工例