東洋ゴム工業(株)(中倉健二社長)は、O・A機器向け部品であるクリーニングブレードを製造、販売する新会社「TOYO RUBBER CHEMICAL PRODUCTS(THAILAND)LIMITED トーヨー ラバー ケミカル プロダクツ(タイランド)リミティッド」をタイ・アユタヤ県ワンノイ市に設立したと25日発表した。
クリーニングブレードとは、コピー、FAX、プリンターなどのO.A.機器における基幹部品である感光体(ベルト・ドラム、転写ベルト・ドラム等)に付着したトナーを除去、クリーニングする部品で、ウレタンゴム製の弾性体ブレード。現在、O・A機器業界は、東南アジアへの事業展開を積極的に進めており、マーケットは急速に拡大しているが、中でもタイは、中国に次いで世界における O・A機器の一大生産拠点となっており、同社は同地にクリーニングブレードの製造、販売会社を新たに設立してビジネスを積極化することにより、ウレタン事業のさらなる成長をめざしている。
同社はゴム・ウレタンに関する配合技術と独自の加工技術をあわせもち、ポリウレタン原料からクリーニングブレードに至るまで一貫生産を行うことで、 高い品質と安定した供給の両立を図っている。また、2011年5月に発表した中期経営計画「中計’11」において、ダイバーテック事業戦略の一つとして ウレタン事業のアジア展開を掲げている。
【新会社概要】
1. 商号 | : TOYO RUBBER CHEMICAL PRODUCTS(THAILAND)LIMITED トーヨー ラバー ケミカル プロダクツ(タイランド)リミティッド |
2. 所在地 | : タイ アユタヤ県 ワンノイ市 |
3. 資本金 | : 6,500万バーツ(邦貨約1.7億円)※当社グループ100%出資 |
4. 社長 | : 藤田 泰徳 |
5. 従業員数 | : 70名(予定) 2016年操業時 |
6. 事業内容 | : O.A.機器用クリーニングブレード製造、販売 |
7. 工場面積 | : 840平方メートル |
8. 設立時期 | : 2011年12月 |
9. 稼働開始 | : 2012年9月(予定) |
10. 売上計画 | : 約4億円 2016年度時点 |