米メディアによると、ダブルコインホールディングスとミシュラングループは8月29日、両社の中国合弁会社が28日に「ウォーリアー」ブランドの乗用車用ラジアルタイヤの生産を開始したと発表した。
この「ウォーリアー」ブランドは中国国内の人気ブランドで誕生から2年が経過している。
合弁会社ウォーリアータイヤ社は5億5百万ドルを投資して上海から300マイル離れた安徽省の工業団地にプラントを建設、現在では26ユニットをカバーする3つの「ウォーリアー」生産ラインがある。メディアによると、これらのタイヤ生産は中国において需要が高まりつつある中層・ハイエンド層の消費者をターゲットとしている。
昨年のグローバルタイヤエキスポ/SEMAショーで行われたインタビューで、ダブルコインホールディングのLiu Xun Feng会長は、「早ければ2013年に「ウォーリアー」タイヤの北米輸出を目指す。同社工場では、まずは国内OEの生産や交換タイヤのニーズに対応していく」と述べた。
同社は40%をミシュランが、60%はダブルコインとその親会社である上海华谊(集团)公司が所有している。ミシュランにより設計されたプラントには、600万本の乗用車、軽トラック/SUV用ラジアルタイヤの生産能力を有する。