日本自動車部品工業会の知的財産権部会は、模倣品対策活動の一環として、今年12月に中国の中でもとくに模倣品製造・販売の拠点となっている中国・浙江省の現地模倣品取締り機関に対し、真贋判定セミナーなどの反模倣品活動を実施する予定だ。
中国の模倣品問題で悩みを抱える自動車部品企業にとっては、現地当局に自社ブランド・製品を紹介することで、取締り機関の自主的な取締りが期待できるメリットがあるという。さらに、同工業会では日本のメディア向けに反模倣品活動を紹介することも検討している。真贋判定セミナーに参加経験のない企業についても取締り機関への説明や情報提供が必要な事項について、月1回程度の会合内で伝ることでサポートする。工業会では、日本の自動車部品業界として、模倣品に対する対応をより強く求めていく方針だ。
2012年09月03日