取材メモ 世界を魅了する技

2012年09月10日

ゴムタイムス社

  「この国には世界を魅了する技がある」とモノづくりへの思いを語るのは東洋ゴム工業の中倉健二社長。
  国際サッカー連盟(FIFA)女子サッカーUー20ワールドカップ(W杯)で快進撃を続けるヤングなでしこのプレーに触れ、「欧米のフィジカルに対し、技で切り返すプレーは私どもが願っている姿」。同社は環境・エネルギー・新ライフスタイルを軸とした研究開発を推進しており、最新の基礎研究を追求する機能と高度な生産技術を研究する機能を集積した新研究開発拠点を兵庫県川西市に2013年秋に竣工する計画。
 ゴム材料をナノレベルで観察、解析、事実に基づき緻密に設計、高精度に制御しながら加工するという新しいタイヤづくりから生まれたのが「転がり抵抗性能AAA/ウェットグリップ性能a」という最高峰の環境性能タイヤ「NANOENERGY 0(ナノエナジー・ゼロ)」。「欧米のタイヤメーカーのような体力はないが、技術勝負で技に磨きをかけ、グローバルで拡販を図っていく」と同社の材料設計基盤技術の優位性を強調した。

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