東洋ゴム工業(中倉健二社長)は4日、同社子会社が11日から14日の4日間、東京ビックサイトで開催される「国際物流総合展2012」に出展すると発表した。
出展を行うのは、同社のダイバーテック事業販売子会社である東洋ゴム化工品販売(松尾典文社長)。同社ブースは5‐908。
「国際物流総合展2012」は、経済活動のインフラとして不可欠な物流・ロジスティクスの先進情報が収集できる日本唯一・アジア最大級の専門展示会。1994年以降隔年開催され、今回で10回目となる。同社グループの出展は今回初。
東日本大震災によって物流サプライチェーンが寸断され、企業活動も大きな影響を受けた。災害発生時において物流拠点は緊急支援物資保管のためのスペースとして機能し、支援物資を効率的に配送するため社会的に不可欠なインフラのひとつと認識された。倉庫で働く人々や保管する荷物の安全を守り、倉庫インフラを維持するBCP(事業継続計画)の観点からも、災害時でも機能する物流拠点が求められている。
同展示会では、大地震発生時の人命や財産の被害を防ぐために地震力をなるべく受けず、免れる同社の免震積層ゴムのカットサンプルや免震構造について、わかりやすく説明した映像、パネルなどでの展示訴求を行う。建物の免震構造の採用が従来そのほとんどを占めていたマンションや病院・官公庁ビルのみならず、災害時に強い物流拠点を築く上でも有効であることを本展示会で物流関係者に提案する。
国際物流総合展2012(LOGIS‐TECH TOKYO 2012)は、11日から14日、東京都江東区有明3‐11‐1 東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催される。開催時間は10時から17時まで。主催は一般社団法人日本産業機械工業会、社団法人日本産業車両協会一般社団法人日本パレット協会、一般社団法人日本運搬車両機器協会、一般社団法人日本物流システム機器協会、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会、一般社団法人日本能率協会。入場登録料は1000円(税込)。ただし、webからの事前登録、または招待状を持っている場合は無料。