明治ゴム化成 中国ホース合弁会社を連結子会社化

2012年09月10日

ゴムタイムス社

 明治ゴム化成は1日、同社グループの自動車部品事業を担うメイジフローシステムが、中国山東省の合弁会社「明治(青島)橡塑制品有限公司」の出資比率を45%から90%へ引き上げ、連結子会社としたと発表した。

 今回の子会社化は、中国方出資者(山東莱鋼建設)の持分を全て取得したもので、10%を保有する明治産業と共に、日本企業のみが保有する100%外資企業として変更登記を完了した。  明治(青島)橡塑制品有限公司は、2003年7月設立。日系カーメーカーと欧米系カーメーカー向けにブレーキホース等の保安部品や機能部品を生産している。ローカル部品メーカーが対応できない高品質のホース類に特化し、生産を拡大してきた。  同社グループは今回の連結子会社化で、拡大する中国自動車部品市場への取り組みを強化する方針。  明治(青島)橡塑制品有限公司は中華人民共和国山東省青島市労山区株洲路139号に所在。董事長はメイジフローシステム取締役副社長の鈴木雅澄氏。総経理は北村和夫氏。従業員は140名。生産製品は液圧ブレーキホース、バキュームブレーキホース、エアーブレーキホース、ブレーキ液リザーバーホース、燃料ホース、パワーステアリングホースなどの自動車用各種ホース。敷地面積は3万1252㎡、建物面積は6200㎡。資本金は321万米ドル。  主要顧客は、四輪は広汽本田、広汽三菱、長安鈴木、東南汽車、広汽日野、上海GM、瀋陽BMW、長春フォルクスワーゲン、二輪は大長江、建設ヤマハとしている。売上高は2011年実績で5053万元、2015年計画では1億2452万4千元を予定している。

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