ランクセス 松本市「青少年のためのオペラ」を協賛

2012年09月06日

ゴムタイムス社

 ランクセス(ペーター・ワインマール代表取締役社長)は6日、長野県松本市で毎年開催されている「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の主なプログラムの一つである「青少年のためのオペラ」を、昨年度に引き続き、単独スポンサーとして協賛すると発表した。

 昨年、「日独交流150周年」を機に開始した同協賛は、2013年までの3年間にわたって行われる。

 「青少年のためのオペラ」は、オペラを通じた若手音楽家の育成、および青少年が音楽文化に触れる機会を作ることを目的として2005年に開始され、長野県内の中学校1年生を対象に毎年開催されている。2012年は6日、7日の2日間で計4公演を行い、県内の中学校から抽選によって選ばれた、合計74校約6400人の生徒が鑑賞する。

 同プログラムの演奏を担当する「小澤征爾音楽塾」は、2000年に小澤征爾氏が開始したプロジェクト。本年度は、日本各地の主要オーケストラとの共演経験を持ち、2002年よりウィーン国立歌劇場にて研鑽を積む十束尚宏氏を指揮に迎え、フンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(抜粋版)を上演する。今回の協賛について、同社代表取締役社長であるペーター・ワインマールは、「ランクセスは、『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』のプログラムの一つである『青少年のためのオペラ』を、2011年から3年間に渡って単独スポンサーとして協賛できることを、大変光栄に思っております。『小澤征爾音楽塾』は、素晴らしい音楽を演奏するだけでなく、若者に音楽とオペラに触れる機会を提供するために幅広く活躍しています。ランクセスの日本における音楽活動への支援の第一弾が、『サイトウ・キネン・フェスティバル松本』の一環であることを、ランクセスの従業員一同、大変うれしく思います」とコメントしている。

 「青少年のためのオペラ」は6日、7日の11:00~(約1時間)、15:00~(約1時間)の計4公演、まつもと市民芸術館で開催される。対象は長野県内の中学校1年生で、一般の入場は不可。演出は森安淳氏、演奏は小澤征爾音楽塾オーケストラ、指揮は十束尚宏氏。主催は財団法人松本市教育文化振興財団、サイトウ・キネン・フェスティバル松本実行委員会、公益財団法人サイトウ・キネン財団。共催は長野県、長野県教育委員会、松本市、松本市教育委員会。

 同社はCSR活動の一環として、芸術・科学分野における優秀な若者の育成を通じ、経済および社会的発展の支援を行っている。これまでも、ドイツでは「Young Euro Classic (YEC)」、シンガポールでは「the Singapore National YouthOrchestra(SNYO)」など、さまざまな若者の音楽育成プログラムをグローバルでサポートしてきた。2011年からは、日本において「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」のプログラムの1つである「青少年のためのオペラ」の協賛を、単独スポンサーとして3年間にわたって開始し、また、小澤征爾氏が2011年6月に立ち上げたNPO法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(OICMA)」を、設立時より支援している。同社はこれからも、芸術・科学の分野での若い世代の育成に対して、積極的に支援を行っていくとしている。

青少年のためのオペラ

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