日本ベルト工業会がこのほどまとめた2012年1~6月のゴムコンベヤベルト(4社合計)の需要先別販売比率によると、国内出荷は震災復興による火力発電向けの需要が拡大するとともに、海外資源開発関連需要が活発な輸出が引き続き好調推移している。
ゴムコンベヤベルトは、主要需要先である鉄鋼・高炉8社(販売比率19.・3%)は前年同期比6%増、鉄鋼関連(同1・3%)は同15%増とともに増加。そのほか紙・パルプ(同1・1%)が同69%増、電力・ガス(同1・7%)が同43%増、大手OEMの国内向け(同3・7%)が同192%増、同海外向け(同.0・2%)が同207%増と大きく伸びた。
この結果、国内合計は同10%増となり、輸出は同50%増と大幅に増加し、輸出比率は42・9%で前年同期に比べ7・3ポイントも上昇した。
樹脂コンは堅調推移
樹脂コンベヤベルト(8社合計)は、大口需要先である物流機械(同12・6%)は同5%減少したが、食品関連が堅調で、主要需要先である食品(同26.・1%)が同3%増、食品機械(同13・4%)が同11%増加した。精密機械、鉄鋼・非鉄、紙工は2ケタ増となった。
内需合計は同4%増、輸出は同28%減、総合計は同3%増の堅調な伸びとなった。