横浜ゴム 独コンチネンタル社開発の乗用車用コンフォートタイヤを発売

2012年09月07日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは7日、ドイツのコンチネンタル社がアジア太平洋地域向けに開発した乗用車用コンフォートタイヤ「ContiMaxContact(TM) MC5(コンチマックスコンタクト・エム・シー・ファイブ)」を20日から発売すると発表した。

 発売サイズは205/55R16 91V〜235/50ZR18 101Wの9サイズで、価格はオープンプライス。

 「ContiMaxContact(TM) MC5」は、アジア太平洋地域で大きな成長が見込まれる16〜18インチタイヤ装着の中・大型ハイパフォーマンスカーをターゲットとし、そうした車種に求められるコンフォート性能と走行性能を高いレベルで両立することを目指した。新開発の「アクティベートシリカコンパウンド」は、ドライ性能に加え、ウェット路面でのグリップ性能やハンドリング性能を向上。さらに非対称パターンのアウト側に強固な縦長ブロックを配置し、各ブロックに剛性を一段と高める新技術「チャムファードブロック」を採用することで、コーナリング時に安定感を引き出す。また、タイヤの溝に施した「ノイズブレーカー」は、空気が溝を勢いよく抜ける時に発生する高音で耳障りなロードノイズを抑制する。これらの新技術により、Wレンジ(最高速度270km/h)対応の高い走行性能を実現しながら、高速走行時にも優れた静粛性と快適性を発揮する。

 コンチネンタル社は欧州新車装着率No・1を誇る世界的なタイヤメーカーで、ブレーキシステム、サスペンションシステム、電子デバイスの技術開発など自動車関連部品のトータルサプライヤーとして活動している。同社は2002年2月に結んだ業務提携契約に基づき、同年4月より日本における総輸入販売元としてコンチネンタル社製タイヤの販売を行っている。

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