宇部興産機械 電動ダイカストマシンで東洋機械金属と開発協力

2012年09月11日

ゴムタイムス社

 宇部興産は10日、同社グループの宇部興産機械(岡田德久社長)が日立グループの東洋機械金属(片山三太郎社長)と電動ダイカストマシンの開発協力について合意したと発表した。

 両社は今年4月、ダイカストマシン生産における業務提携に合意し、両社の中国工場の相互利用による競争力ある油圧ダイカストマシンについて、今年度内の出荷開始を予定している。さらに電動ダイカストマシンの開発においても早期の市場投入や製品ラインアップの補完が可能であることなどの多くのメリットから今回の合意に至った。

 宇部興産機械は、全電動ダイカストマシンの開発にあたり、Dsシリーズ機で豊富な実績をもつ東洋機械金属の協力を得ることにより、開発のスピードアップとダイカストマシンの電動化による新たな市場創出を狙う。今回の協力体制による新しい電動ダイカストマシンは、11月に開催される日本ダイカスト会議・展示会での発表を予定している。
 なお、今回の協力は開発、生産に限定するものであり、販売における提携や新会社の設立等の予定はないものとしている。販売についてはこれまで通り、両社それぞれのブランドで行っていく。

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