マレーシアのメディアによると、ロシアのウラジオストクで開かれていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の閣僚会議に出席したマレーシアのナジブ・ラザク首相はタイのインラック・シナワトラ首相と会談を行い、ゴム製品の生産を推進するための「ラバー・シティ」を共同で建設することで合意した。
「ラバー・シティ」は両国の国境近くのケダ州近辺において開発される見通しで、マハティール・モハメド元首相が開発を行うエリアを選定するという。ナジブ首相によると、インラック首相は、マレーシアとの国境地帯であるタイ南部における教育や職業訓練、中小企業の支援などを強化し、安定化を図ると述べた。
また、インラック首相はナジブ首相に対して、10月にも両国外相が出席して国境地帯の安定化を図る委員会の会合を行うべきとの提案をした。