ブリヂストンは9月26日、独自に開発したセンサーなどを用いて、運行中の建設・鉱山車両用ラジアルタイヤ(ORR)の空気圧・温度を計測し、情報をリアルタイムで運転手や運行管理者に送信するシステムを発売したと発表した。
同システムの名称はB‐TAG(Bridgestone Intelligent Tag)。このシステムの活用により、鉱山でオペレーションを行うユーザーでが、より円滑に運行を行うことが可能となる。このシステムは25日に米ラスベガスの建機展で発表されたのを皮切りに、今後グローバルに展開していく。
同社は、B‐TAGを活用することで、タイヤの空気圧・温度に関する情報をリアルタイムで伝えるとともに、異常な空気圧・温度が検知された際にはアラームにより通知、タイヤの故障を未然に防止し、より安全に運行できる環境を提供できるとしている。また、適切にタイヤを管理することで、タイヤをより長期間にわたって使用頂くことが可能となり、消費するタイヤの本数を削減できる、タイヤのメンテナンスが必要な時にアラームで通知することにより、人間によるタイヤ管理業務の作業負荷の低減に貢献する、タイヤの故障による鉱山車両の停止時間が短縮されることで、より長い稼働時間を確保できるなど、効率的なオペレーションへの貢献が可能。
今後同社グループでは、高い技術力を持ったORRに、B‐TAGシステムを使ったサービスを組み合わせることで、鉱山でオペレーションを行う顧客が必要とする価値を提供するソリューションビジネスの展開を図っていく方針。
2012年09月27日