東海ゴム オールゴムのスピーカーを開発 

2012年10月01日

ゴムタイムス社

東海ゴム工業㈱は9月27日、音波の発生部分にゴムのみを使用したオールゴムのスピーカー「スマートラバースピーカー」を開発したと発表した。
 同社はSR技術「スマートラバーテクノロジー」のSRセンサを活用して、介護支援ロボット「RIBA」(リーバ)や床ずれ防止用「SR アクティブマットレス」など社会に貢献できる製品開発を進めてきた。さらに新たなスマートラバーテクノロジーの用途として、アクチュエーターの機能を持たせ、開発したのが同製品。また同製品に導入しているSRの活用技術としては、柔軟性と導電性を両立した人工筋肉材料をスピーカーの振動部分に応用している。
 特長として、高分子配合・加工技術に強みを持つ同社が独自開発した伸縮自在で電気を通すゴム「スマートラバー(SR)」を活用したことで一般的な動電型よりも薄型・軽量化したほか、従来の薄型・軽量型スピーカーと比べて低周波の音域でもクリアな音を実現した。また磁気を使用しないため、磁石や磁気回路を使わないことから軽量化や超薄型化が可能になるとともに、柔軟で安全なので場所を選ばずに使える利点もある。
 同社は10月2 日から6 日まで千葉市の幕張メッセで開かれる最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2012」にブース出展し、同製品を活用したノイズキャンセラなどの実演を行う。

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