日本インシュレーションは1日、同社の主力製品である耐火被覆材「ニュータイカライト」が発売から10周年を迎えたと発表した。
同社は、1968年11月に社内組織に「タイカライト課」を新設し、耐火被覆材「タイカライト」を発売して以来、平成元年に「K‐ブリッド」、平成14年に「ニュータイカライト」を開発、「ニュータイカライト」は耐火1時間15㎜と薄物化・低コスト化を図り、鉄骨造建築着工(床面積ベース)が大幅に減少した厳しい市場環境にあっても、着実に採用実績を拡大してきた。
その後の10年で「ニュータイカライト」は、従来商品よりも多く採用され、東京スカイツリー、日経ビル、東京ミッドタウン、ミッドランドスクエア、大阪駅新北ビル等の高層ビルや、プロロジス、AMB等の大型物流施設、さらにはヨドバシカメラ、ダイヤモンドシティ等の大型商業施設などに使用され、けい酸カルシウム耐火被覆板の品質に対して高い評価を得ている。
特に近年は、工場成形品で品質が保証されている乾式工法であること、それゆえ短工期で、粉じんが少なく環境・健康に配慮した製品であること、さらにはリサイクルができる製品であることなど、品質・環境面での評価が高まっている。同社は、健康、環境、安全に関する社会的関心が高まっている近年の建築・建材業界において、これまでにも増してよりよい製品開発に取り組んでいくとしている。
2012年10月04日