イノベーション新時代をうたう、ワールドビジネスフォーラム「バイオジャパン2012」が10~12日の3日間、横浜市のパシフィコ横浜で開かれた。今回で4年目となるフォーラムは大勢の参加者で賑わった。
最終日の12日、グリーンイノベーションサミットとして行われた講演には、住友ゴム工業の研究開発本部長・中瀬古広三郎常務執行役員がスピーカーとして登壇、同社が進める100%石油外資源タイヤの開発状況などを説明した。
同社はすでに97%石油外資源タイヤを開発、販売しているが、究極の100%石油外資源タイヤは13年発売の予定で研究が進められている。
「残り3%は、微生物を使い、バイオマス資源を芳香族化合物に変え、これをタイヤ材料に採用するが、従来とは異なる高密度充填方式を採用して、高効率で達成させる技術の開発に成功、順調に研究が進んでいる」(中瀬古氏)などと語った。
エコタイヤの最高峰ともいうべき100%石油外資源タイヤの登場がいよいよ間近に迫ってきた。