東海ゴム インドネシアの防振ゴム新子会社で開所式

2012年10月12日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業(西村義明代表取締役社長)は12日、インドネシアの自動車用防振ゴム製造・販売子会社PT.Tokai Rubber Indonesia(略称:TRID)の開所式を執り行ったと発表した。
 インドネシアでの自動車用防振ゴム事業は、2004年よりフコクとの合弁会社PT.Fukoku Tokai Rubber Indonesia(略称:FTR)が製品を供給してきたが、市場拡大に対応するため、2011年8月にTRIDを設立。10月中に本格生産に入り、12月に納入を始める予定。
 式典には現地に拠点を置く自動車メーカーや同社グループの関係者など約25名が出席した。西村社長は「自動車生産の大きな伸びが期待できる有望な市場で、良質な製品をお客様にお届けすることにより、インドネシアの自動車産業と地域社会の成長と繁栄に寄与したい」と、成長市場での製品供給態勢を充実させる決意を表明した。
 同社グループは2015年度を最終年度とする中期経営計画「2015年TRI GROUP VISION」で、成長市場であるアジア地域での市場獲得を重要な経営戦略に位置づけている。インドネシアでは二輪車用ホースの生産拠点PT.Tokai Rubber Auto Hose Indonesia(略称:TRHI)が新工場を建設し、2013年秋より新たに四輪車用ホースも供給する予定。今後も、自動車用品の供給基盤をより強固なものにしていく方針。
〈TRIDの概要〉
▽所在地=インドネシア西ジャワ州カラワン県KIM工業団地
▽事業内容=自動車用防振ゴムの製造・販売
▽資本金=1850万米ドル(約14億4000万円)
▽代表者=近藤達也社長
▽出資比率=東海ゴム工業100%
▽従業員数=約300名(2015年度見込み)
▽工場面積=敷地約50000㎡、建屋約7680㎡
▽売上高=約3100億ルピア(約26億円、2015年度見込み)
▽投資額=約1500億ルピア(約13億円)

 

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