トヨックス(宮村正司代表取締役)は17日、現場ユーザーの苦情、要望に対応するため、22日より3製品を新発売し、ホース配管安心セットの更なる品揃え充実を実施すると発表した。
今回発売するのは、食品・耐熱用ホース「ハイブリッドトヨシリコーン」、食品・薬品用ホース継手「トヨコネクタTC3‐F」、安心・安全・省エネホースバンド「Wセーフティ」の3製品。これら3商品は独自のホースドクターカーで現場ユーザーへ800社以上訪問した中で、現場ユーザーからの苦情や要望が多いものを商品開発し、現場要望に対応したもの。この製品開発は同社が技術提携している伊・フィット社の技術ノウハウの提供により可能となった(特許申請済み)。
食品・耐熱用「ハイブリッドトヨシリコーンホース」は業界初のハイブリッド構造で、折れにくくつぶれにくいため耐熱用途や現場施工での折れ・つぶれで発生する生産上のトラブルやメンテナンスを減らすことができる。補強材が樹脂のため、サビが発生せず衛生的。使用温度はマイナス30~130℃。バキュームにも使用可能(‐0・05MPa)。サイズは内径19、25、38ミリの3サイズ。継手加締品は現状のトヨシリコーンシリーズと同様の品揃え。
食品・薬品用ホース継手「トヨコネクタTC3‐F」はユーザーから、現場施工でき、加締品と違いリユースすることでコストダウンできるフェルール継手の要望が多く、製品化となった。この継手は同社の食品ホース専用(シリコーンホースは含まない)で、サイズはホース内径15、19、25ミリの3サイズでステンレス製。液だまりしにくく衛生的。また、流体漏れやホースの抜けを防止するほか、技術者が不足している現場の保守減にも役立つ。取り付けも簡単で現場でのトラブルやメンテナンスも減らすことが可能。
安心・安全・省エネホースバンドとニップルの「Wセーフティ、Wセーフティニップルセット」は一般的なホースバンドに比べて流体漏れやホース抜けを長期的に抑えることができる、新構造のホースバンドと専用ニップル。バンド内側にOリングを取り付けることで、通常は定期的に実施が必要な増し締めのメンテナンスを減らすことができる。また、専用ホースニップルと使用することで20~35%圧力損失を抑え、省エネに貢献。Wセーフティ及びニップルセットは同社ホース専用で、サイズはホース内径15、19、25ミリ用の3サイズ。
同社では、今回の新製品発売で「ホース配管安心セット」の品揃えを更に充実させ、今まで以上に現場ユーザーの安全職場改善や生産性向上などの改善要望に応えることで、販売機会が一段と広がるとしている。
2012年10月18日