ブリヂストン　電気自動車専用の新低燃費タイヤを発売

　ブリヂストンは25日、電気自動車専用の低燃費タイヤ「ＥＣＯＰＩＡ　ＥＶ―01」を11月１日より発売すると発表した。
　同製品は低燃費タイヤ「ＥＣＯＰＩＡ」ブランドの新商品。発売サイズは２０５／55Ｒ16　91Ｖの１サイズで、価格はオープン価格。
　同製品は同社独自の材料技術である「ＮａｎｏＰｒｏ―Ｔｅｃｈ（ナノプロ・テック）」を採用。同技術による微粒径シリカ配合ゴムを使用することで転がり抵抗を従来より16％低減し、燃費向上に貢献する。また、サイレントテクノロジーによりノイズを抑え、エンジン音のない電気自動車で目立ちやすい走行音を車内で19％低減させた。また、電気自動車に最適な新パタンデザインを採用することにより、摩耗ライフ性能を21％向上。
　電気自動車の特徴にあわせた専用設計を施す事で、高い低燃費（低電費）性能により電気自動車の航続距離に配慮しながら、高い静粛性と耐摩耗性能を両立した。
　「ＮａｎｏＰｒｏ―Ｔｅｃｈ」は分子構造設計等を通して材料の微細構造を制御し、必要特性を引き出す技術の総称で、同社の基幹技術の一つ。通常、転がり抵抗を低減するとＷＥＴグリップなどの安全性能が低下してしまうことが課題だったが、これらの技術を採用することにより解決に成功している。

「ＥＣＯＰＩＡ　ＥＶ―01」