葛飾ゴム工業会(藤井直行会長)は10月19日~21日の3日間、東京・葛飾区のテクノプラザかつしかで開催された「第28回葛飾区産業フェア」の工業・商業・観光展に出展した。 同フェアは毎年秋に地域産業の紹介と振興を目的として開催され、今回で28回目を迎える。テーマは「葛力! 夢と誇りを」。同工業会は第1回開催から出展協力をしている。 今回は会員企業を中心に22社が展示に協力した。藤井会長は出展意義について、「ラバーバンドボールを通じて、子供たちがゴムに興味を抱いてもらう良い機会だと思う。今回は子供たちからゴムについての質問もたくさんあり、ゴム製品ができるまでの工程をパネルで紹介した。これからの時代を担う子供たちにゴムのことを知ってもらうことは大変意義のあることだと思う。また、葛飾区の産業展に出展することで、少しでも実商売につながっていけたらいい。年々各企業の出品が増えてきている。来年も出品アイテムを増やしていき、商機につながっていけばいい」と述べた。 亀戸ゴム工業が薄物スポンジシート「トータススインナーSP」、内山ゴム製作が地震計等に使用されている「ゴム極細チューブ」、太陽ゴム工業が「ゴム人間の手」を現物展示し、「ゴムで作った手はいったいどこまでのびるか」という実験結果も上映するなどそれぞれ会員企業の技術を活かした製品を出品した。 その他にも、会員企業の紹介パネルや天然ゴムや合成ゴムの製品ができるまでの工程をわかりやすく紹介した「ゴムのできるまで」のパネル展示も行った。 イベントでは、前回好評を博し、約7900人が参加した輪ゴムでつくるスーパーボール「世界記録に挑戦、ラバーバンドボール」や「輪ゴム鉄砲で射的に挑戦」など来場した子供たちが楽しめる催し物も行った。 また、区立幼稚園の子供たちが書いた「ぬりえコンクール」にゴムの景品の提供も行った。
2012年10月29日