12年9月のホースアセンブリ需給実績

2012年11月01日

ゴムタイムス社

 日本ホース金具工業会はこのほど本年9月のホースアセンブリ需給実績をまとめたが、それによると産業用が31億4700万円、前年同月比15%減、自動車用は9億7000万円、同18%減、樹脂ホースは4億8400万円、同16%減となり、付属金具販売(3億3000万円、同21%減)を加えた総販売額は49億3100万円、同16%減と全体的に減少傾向となった。
 本年上期エコポイントの補助金制度などにより自動車生産並びに新車販売が順調に推移、建機・工作機械も震災復興などにより好調を維持したが、夏以降、補助金の終了や中国経済の悪化などにより需要に陰りが表れ、9月単月ではマイナスとなった。
 この結果、本年1-9月期のホースアセンブリ需給実績は、産業用が324億9100万円、前年同期比2%増、自動車用は98億1300万円、同7%増、付属金具販売(34億2000万円、同13%減)を加えた総販売額は508億7000万円、同3%増となった。
 「震災復興からで今後も国内需要は期待したいが、欧州、中国市場の悪化から建機需要の回復は年度末までズレ込む可能性が高い。中国のマーケットは将来的には伸びるだろうが、本年度は我慢が必要」(高圧ホースメーカー)としている。

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