日東化工の第2四半期決算 収益力が大幅に改善

2012年11月05日

ゴムタイムス社

 日東化工の2013年3月期第2四半期決算(非連結)は、売上高48億5000万円、前年同期比1・1%増と小幅増収にとどまったが、収益面は営業利益2900万円、同94・5%増、経常利益2000万円、同209・3%増の大幅な増益決算となった。中間純利益は1700万円で同293・3%増となった。
 〈ゴム事業〉
 ゴム事業全体の売上高は、成形品による売上高の伸長があったが、ゴムコンパウンド、シート・マットの売上高が減少し、売上高は29億5400万円、同3・5%減となった。
 ゴムコンパンドの販売量は、前年同期を上回ったが、受託品について支給原料価格が下がった影響もあり、売上高は12億7100万円、同9・7%減。シート・マットについては、ゴムシートは期首の見込み通り推移したが、前年同期は震災特需があり、売上高は減収となった。ゴムマットは、クッションマットの売上高は好調に推移したが、粉末ゴムマットの売上高が前年同期を下回り、シート・マット全体の売上高は7億4700万円、同7・8%減となった。
 成形品は、鉄道分野を中心に受注が好調に推移し、売上高は9億3500万円、同10・8%増となった。
 〈樹脂事業〉
 樹脂事業全体の売上高は、高機能樹脂コンパウンドの回復が寄与、売上高は17億8500万円、同6・4%増となった。
 高機能樹脂コンパンドは、依然として弱い回復基調だったが、売上高は14億100万円、同7・0%増となった。リサイクルナイロンなどは、樹脂洗浄剤は前年同期を上回ったが、導電性樹脂などがが前年同期を下回り、全体の売上高は3億8400万円、同4」・5%増となった。
 通期の業績予想は、売上高99億円、前期比0・7%増、営業利益6000万円、同132・7%増、経常利益4000万円、同327・7%増、当期純利益3000万円の増収増益を見込んでいる。

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