日本ゴム工業会はこのほど23年度の会員企業の経営指数調査結果を公表した。この調査は日本ゴム工業会会員116社(回答82社、回答率71%)に業種別、従業員規模、大・中小企業別に平成23年度の単体決算数値を対象とし、収益性、資本構成、生産性に関する11種目についての経営指数を集計したもの。
売上高は合計で3兆1655億円となり、同じ前年度の82社との対比では3・6%の増加となった。業種別では自動車タイヤ3社で1兆5733億円、前年度比9・1%増、工業品(45社)が1兆862億円で同0・2%増となり、この2業種が前年度を上回った。 経常利益については全体で1629億円、同1・2%増、業種別には自動車タイヤが888億円、同2・8%減、工業用品が585億円、同24・1%増、はきものが22億円、同16・4%増、その他が134億円、同34・5%減となっており、工業品、はきものの経常利益増が目立っている。