住友ゴム工業は7日、同社宮崎工場が経済産業省から「平成24年度緑化優良工場等経済産業大臣賞」を受賞したと発表した。
11月1日に東京・石垣記念ホールで開催された「第31回工場緑化推進全国大会」において、工場の緑化を積極的に推進し、工場内外の環境整備に顕著な功績があったとして同工場の受賞に至った。
「緑化優良工場等経済産業大臣表彰」は過去において経済産業局長表彰や財団法人日本緑化センター会長表彰を受賞した工場のうち、都道府県知事及び政令指定都市の長から推薦のあった工場に対して、現地調査の実施、外部専門家による審査会を経て、選考・決定される。
今回の選考では、同工場が長年にわたり工場及び周辺立地環境に配慮し、総合的な緑化計画に基づいた工場緑化推進の取り組みを実施していることなどが、地域の環境保全に大きく貢献していると認められたもの。現在宮崎工場敷地内は絶滅危惧種ヒゴタイの育成・保護活動や、グラウンド及び北側緑地帯を地域住民や学校に開放し、野球、サッカー、グラウンド・ゴルフ等多目的に利用されている。また、工場内北側緑地帯の一角に、生物多様性保全の取り組み及び地域や従業員との交流場所の提供を目的としたビオトープを建設し、11月中旬にオープンする予定。さらに、宮崎県の「企業による森林づくり」制度を利用し、約1haの関之尾「住友ゴムGENKIの森」にカシやマテバシイなど、1920本の植樹を実施している。
同社グループはこれからもグローバル企業としての社会的使命を果たすために、広く地域・社会に貢献し、期待され信頼され愛される企業として新しい価値を創出し、持続可能な社会の発展に貢献していく方針。
2012年11月07日