豊田合成 3月期中間 大幅増収増益で黒字転換

2012年11月14日

ゴムタイムス社

 豊田合成の2013年3月期中間連結決算は、売上高3001億6500万円、前年同四半期比38・4%増となった。収益は大幅に黒字転換し、営業利益は220億4600万円、経常利益は213億円、中間純利益は132億700万円。
 同社グループの売上高は、主に東日本大震災やタイ洪水以降のグローバルでの自動車生産の回復により大幅な増収。利益についても製品構成の変動や価格改訂等の減益要因はあったが、増販効果や合理化努力により大幅な増益となった。
 事業別の売上高は、自動車部品事業は震災・タイ洪水以降の自動車生産の回復や、エコカー補助金およびエコカー減税政策による需要喚起により主要顧客の生産台数が増加したため、売上高は2669億円、同37・1%増、利益は195億円。オプトエレクトロニクス事業はタブレット型情報端末や照明向けLED製品の販売の増加により売上高は278億円、同54・4%増、利益は大幅に増益で23億円、その他事業は主に携帯電話筐体の販売増加により、売上高は54億円、同29・6%増、利益は横ばいの1億円となった。
 通期の業績予想は、売上高5600億円、前期比11・0%増、営業利益300億円、同46・9%増、経常利益295億円、同45・4%増、当期純利益175億円、同95・1%増を見込んでいる。

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