電気化学工業の3月期第2四半期決算は、売上高前年同期比10・5%減の1641億円、営業利益は同16・6%減の98億円、経常利益は21・8%減の84億円と減収減益となった。
吉高社長は「欧州の回復の遅れ、中国も減速し、再び調整局面に入っている。本格的な回復は13年以降になる」と経営概況について説明した。
売上高の増減要因は、スチレンモノマーの1基体制への移行で113億円、クロロプレンゴム等の出荷減で65億としている。
セグメント別では有機系素材事業の売上高で前年同期比149億円減の696億円、営業利益で27億円減の11億となった。
通期売上高を当初予想の3760億円から3460億円に、営業利益を250億円から200億円、経常利益を230億円から175億円に、純利益を135億円から110億円にそれぞ下方修正した。
有機系素材事業の売上高も当初1541億円から1400億円に、営業利益を44億円から14億円と下方修正した。
2012年11月08日