ニッタの第2四半期連結決算 ホース・チューブは堅調

2012年11月12日

ゴムタイムス社

 ニッタは11月2日、本社で2013年3月期第2四半期連結決算説明会を開催、國信孝社長らが出席して概況を語った。
 同社の中間連結決算は、売上高261億8500万円、前年同期比4・7%減、営業利益9億700万円、同25・1%減、経常利益30億円、同13・2%減の減収減益となった。中間純利益は23億7800万円で同23・8%減。
 自動車、建設機械業界などの需要は比較的堅調に推移したが、半導体・液晶業界は引き続き低調で、売上高は減収となった。一方、収益面は減収を主因に営業利益、経常利益ともに減益を余儀なくされ、持分法適用会社の業績も半導体・液晶業界低迷の影響から減益となり、最終利益も減益となった。
 國枝社長は業績を踏まえて「昨年度下期に電子部品関連が急速に悪化し、今上期は厳しい見込みをしていたが、収益は減益ではあるが、当初予想に比べれば良い結果となった。下期の見通しだが、日本の復興需要、世界経済も回復すると予想されていたが、回復は後ろ倒しで期待できず、業績予想は下方修正となった」と述べた。
 セグメント別の売上高は、ベルト・ゴム製品、その他産業用品、不動産、経営指導が減収となったが、ホースチューブ製品は若干ながら増収となった。
 収益面は押し並べて減益となったが、その他産業用品が黒字化、不動産がわずかながら増益を確保した。

決算説明する國枝社長

 

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