ブリヂストンの12年12月期第3四半期連結決算は、売上高が2兆2263億2100万円、前年同期比0・4%減、営業利益が2042億7400万円、同42・5%増、経常利益1967億8400万円、同51・5%増、当期純利益が1158億7100万円、同41・4%増となった。
タイヤ部門では、国内外市場において魅力ある新商品の投入や、戦略商品として同社グループが位置付ける分野やスペック最適化などの基盤競争力の強化を進め、また、地域ごとの需要変動に迅速に対応した。
日本では、乗用車及び小型トラック用タイヤの販売本数は市販用が前年同期を下回ったが、新車用は自動車生産台数が回復した影響により前年同期を上回り順調に推移。トラック・バス用タイヤは市販用が減少した影響で前年同期を下回った。米州では乗用車及び小型トラック用タイヤの販売本数は、前年同期並に推移。トラック・バス用タイヤは市販用が減少のため同じく減少。欧州では、乗用車及び小型トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤの販売本数は市販用が減少した影響が大きく前年同期を大幅に下回った。アジア・大洋州では乗用車及び小型トラック用タイヤの販売本数は好調に推移。中国では乗用車及び小型トラック用タイヤの販売本数は市販用が減少した影響により前年同期を下回り、トラック・バス用タイヤは前年同期を大幅に下回った。特殊タイヤについては建設・鉱山車両用大型・超大型ラジアルタイヤは生産能力増強の効果もあり前年同期を上回り順調に推移した。
以上の結果、売上高は1兆8603億円、同1・0%減、営業利益は1854億円、同36%増となった。
多角化部門では売上高は3789億円、同1%増、営業利益は国内事業やBSAM多角化における利益増加の影響により187億円、同156%増となった。
通期の連結業績予想は、売上高が3兆1300億円、前期比3・5%増、営業利益が2870億円、同50・0%増、経常利益が2690億円、同50・0%増、当期純利益が1720億円、同67・0%増を見込んでいる。
2012年11月14日